オオイチのあとは、Sさんの運転でメスアカミドリのポイントへ。
Sさんが車を止めて「そこにメスアカが飛んでいない?」と言うので、窓を開けて樹冠を見上げる。
青い輝きも動くものも見えない。すると「卍!」とSさんが指さす。
ちょうど目線の高さで卍が繰り広げられていた。
すぐさま車を降り、レンズを向けて連写、連写・・・
メスアカの卍は長い。
おかげで、あっという間にSDカードが一杯になる。
ダブルスロットなので、そのまま撮影を続けられるが、大量のダメ写真を消すのが大変。
でもチャンスが多いことで、それなりに撮れた写真がいつもより多かったのが嬉しいところです。
7D MarkII [ED 300mmF2.8L IS II] 2018/07/01
卍が愛車の前を通過。
卍が終わると、やや見上げる位置でのテリ張り。
メスアカの♂は、まだまともに撮れてなかったので、感激!
翅の角度によって、色味がかなり変わる。
翅の中心に向かっての青から緑のグラデーション。
メスアカって、こんな色が出るんですね。
すると、1頭が目の前のシダ上に降りて来た。
ピカピカの綺麗な個体。
日陰の中、緑色が輝く。
この金緑色がたまりません!
そしてまた卍が始まる。
綺麗なヒオドシも嬉しい被写体。
メスアカがたっぷり堪能できたので、次のキマルリ・ポイントへ。
そこで、横浜のKiさん、Koさん、GMさんと合流。
みんなで出待ちしている時に現れたのは、久しぶりに見るメスグロヒョウモン♂だった。
陽が傾き、少し涼しくなって来た時、じっと出待ちしていたKoさんとGMさんが動き出す。
その気配で、キマルリが現れたことがわかった。
少し遠くに止まったキマルリは、縁毛が切れぎれのスレた個体だった。
この個体は、あっという間にいなくなり、その後、また出待ちを余儀なくされる。
そして現れたのは、先ほどの個体よりも綺麗。
近くで見るとちょっとスレているが、それでも縁毛がブルーとオレンジに輝く。
遠目での開翅姿で、そこそこ青い個体であることがわかった。
またキマルリがいなくなり、近くにあったオニグルミの周りを飛ぶ蝶影が見えた。
それは、オナガシジミであった。
その後、少しオレンジっぽいシジミチョウ2頭のテリ争いが始まった。
なかなか止まらないので、何のチョウかわからない。
「大きさと色的にトラフシジミか?」とみなさんテンション低め。
ようやく止まったそのチョウを望遠で覗いたら、トラフシジミだった。
しかも黄色いトラ型ではないですか!?
全員のテンションが一気に上昇。
少しスレているものの、前出の個体と比べるとかなり黄色い。
通りで飛んでいるときにオレンジっぽく見えたことに納得した。
トラ型キマルリを見るのは初めて。
今回もいい遠征になりました。みなさんに感謝です。
で、ここでちょいとバランスを崩し、カメラに顔面を強打してしまった。
顔を上げると、カメラの液晶に鼻血が垂れた。@o@)
みなさんにティッシュをいただき、鼻を完全ガード。
幸い鼻血はすぐに止まったが、みなさんのせっかくの撮影チャンスを台無しにしてしまい、ごめんなさい。
m(_ _)m
痛みはそれほどなかったが、鼻の付け根と唇が腫れたので、翌日会社を休んで、病院でCTスキャンの診察をしてもらった。結果、鼻骨骨折。orz
まさか骨折とは思ってなかったので、びっくり。
3日経った現在は、痛みもなく、腫れもすっかり引き、日に焼けした顔では鼻の付け根の内出血もそれほど目立たないため、会社の仲間には「骨折しているようには見えない」と言われるまでに回復しました。^^)
Sさん、Kiさん、Koさん、GMさん ご心配かけて申し訳ありませんでした。
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1日でこれだけの数の珍種を撮影できることは極めて稀だと思います。
楽しいツアーで良かったですね。
メスアカミドリの卍、見事ですね。
そしてシダの葉上での開翅・・・メスアカは近接での開翅を撮ったことがないので羨ましい限りです。